車とバイクの免許を同時に取得する「同時教習」のメリット&注意点

車とバイクの免許を同時に取得する「同時教習」のメリット&注意点

車とバイクの免許を同時にとれる?

車(普通車)とバイク(二輪車)の免許 どっちも欲しい!
だけどどっちを先に取るとお得なの??
そんな方におすすめしたいのが、合宿の【同時教習】コースです。
なんと!車とバイクを一緒に取れちゃうコースなのです。
このコース、以外と知られていないのですが、実はメリットがいっぱいあるんですよ!

まず、車やバイクと言っても、免許の種類って色々ありますよね~
どんな組み合わせで取得できるか見てみましょう。

同時教習で取得できる運転免許

・普通車MT+普通二輪MT
・普通車MT+普通二輪AT
・普通車AT+普通二輪MT
・普通車AT+普通二輪AT

・普通車MT+大型二輪MT
・普通車MT+大型二輪AT
・普通車AT+大型二輪MT
・普通車AT+大型二輪AT

・普通車MT+普通二輪(小型限定)MT
・普通車MT+普通二輪(小型限定)AT
・普通車AT+普通二輪(小型限定)MT
・普通車AT+普通二輪(小型限定)AT

なんと12パターンもあるんですね~ 驚きです!!
この中から自分が取りたい免許の組み合わせを選んで2車種を一遍に取ることができます!

さてここで、実際自分が取りたい免許がどれなのかわからない??という人もいるかなと思います。そこで、免許の種類と運転できる車両について説明します。

普通自動車免許

 ※年齢条件:満18歳以上
MT→ 運転できる車両は、以下の基準の自動車。
     車両総重量 3.5トン未満(最大積載量 2トン未満)乗車定員:10人以下
AT→ 上記基準のAT(オートマチック)車のみ運転できる限定免許です。
     MT(マニュアル)車は乗車不可。
※小型特殊自動車・原動機付自転車(50㏄以下)を運転することができます。
※一般的な乗用車はほとんどが、こちらの免許で運転できます

普通自動二輪免許

※年齢条件:満16歳以上 
MT→ 排気量が50ccを超え400cc以下の自動二輪車。
AT→ 上記基準のAT(オートマチック:スクータータイプ)車のみ運転できる限定免許。
    MT(マニュアル)車は乗車不可。
※いずれも小型特殊自動車・原動機付自転車(50㏄以下)を運転することができます。

普通自動二輪(小型限定)免許

※年齢条件:満16歳以上 
 MT→ 排気量が50ccを超え125cc以下又は定格出力0.6kwを超え1kw以下の自動二輪車
AT→ 上記基準のAT(オートマチック:スクータータイプ)車のみ運転できる限定免許。
     MT(マニュアル)車は乗車不可。
※いずれも小型特殊自動車・原動機付自転車(50㏄以下)を運転することができます。

大型自動二輪免許

※年齢条件: 満18歳以上 
MT→ 排気量400cc超の自動二輪車(排気量の制限なし)
MT車は制限がないため全ての二輪車両を運転可能。
AT→ 排気量650cc以下までのAT(オートマチック:スクータータイプ)車のみ運転できる限定免許。
※いずれも小型特殊自動車・原動機付自転車(50㏄以下)を運転することができます。

さあ、取得する免許の種類がわかったら、次は「同時教習コース」のメリットや注意することなどをしっかりチェックしておきましょう。

車とバイクの免許を同時にとるメリット

車とバイクの免許を同時に取得する「同時教習」のメリット&注意点

費用を抑えられる

 例えば、入学金や宿泊費用・交通費など2回かかるものが1回で済むので
それだけでもかなり節約できます。

例えば、合宿免許で取得した場合の料金を比較してみました。
〇普通車と二輪それぞれ別々に取得する場合
・普通車MT(免無)¥275,000
・普通二輪MT(普車有)¥143,000  合計 ¥418,000

〇同時教習の場合
・普通車MT&普二輪MT=¥335,500       《その差額 → ¥82,500》
※シーズンや宿泊タイプその他いろいろな条件によりお値段がかなり変動しますし、
キャンペーンなどでお安くなる場合がありますがそれにしてもだいぶ差がありますね。

教習期間が短くなる

教習の内容は短くなりませんが、合宿免許だと宿泊日数は少し短くなります。
〇普通車MT(16日間)+普通二輪MT(9日間)=25日間
〇普通車MT&普通二輪MT=23日間      ※2日間も短縮されました!!      

本免許試験の回数が1回になる

一番のメリットはこれですね~
同時教習で卒業すると、運転免許試験場に行く手間が1回で済みます。
別々で取得する場合、1車種目を取得後運転免許証になっていないと次に入校する際の免除にならないので、住民票のある都道府県の運転免許試験場にいかなくてはなりません。
更に新規取得の場合、試験場は平日しか受付けていない為、交通の便が悪い場所まで時間を作って、更に交通費をかけて試験を受けに何度も行く必要があります。

同時教習を受けるときの注意点

車とバイクの免許を同時に取得する「同時教習」のメリット&注意点
ではそんなメリットがかなりある同時教習ですが、受ける前に覚えておきたい注意点もあるのでここでしっかり押さえておきましょう。

入校に必要な条件を満たさなければならない

身体要件は共通ですが、年齢条件が車種により若干異なりますので注意が必要です。
【身体要件】
(視力)片眼で0.3以上、両眼で0.7以上。
※片目で0.3に満たない場合は、視野が左右150°以上であること。
(カラーコンタクト、度付きサングラスを除く眼鏡、コンタクトレンズは使用可)
(色彩識別)赤・青・黄色の3色が識別できること
(聴力)日常の会話を聴取できること※
(運動能力)自動車の運転に支障を及ぼす身体障害がないこと
(その他)一般的な日本語の読み書きができ、その内容を理解できること
※障害をお持ちの方は事前に運転免許試験場(運転適性窓口)にてご相談下さい

 更に二輪に関しては、『引き起こし(センタースタンド)』『取り廻し(8の字)』ができない場合、車種を変更していただく場合もございますのでご注意下さい。

【年齢要件】
〇普通車→入校後、修了検定日までに満18歳以上になっていること。
〇二輪→卒業検定日までに満16歳(大型二輪は満18歳)以上になっていること。
*特に合宿の場合は、入校時期が限られますのでご注意下さい。

運転操作を同時に覚える必要性がある

教習は車とバイクを同時に進めていきますので、両方の操作を平行して覚える必要があります。
さらにAT・MTによっても操作がだいぶ異なる為、車種の組み合わせによっても技術や精神面での負担があります。
1車種ずつ教習を進めることができないので慣れるまでは少し大変かもしれませんね。

スケジュール的にハードになることがある

最短で教習を組んでいる為、スケジュール的になかなかハードになります。
1日の中でも、車の実技を受けた後、午後からはバイクの実技技能を受けその間などに学科の教習が入ったりなど、過密スケジュールをこなしていただく場合もあります。

まとめ

さて、メリットや注意点等お分かりいただけましたか?効率重視の方には【合宿免許で同時教習】はなかなか魅力的ですよね~
どちらを先に取ればいいかお悩み中に方、どちらか1車種を取ろうと思っている方、
どちらも考えていなかった方?にも大変おすすめなプランです。
まずは、『取りたい免許の種類』や『いつ頃取りに行けるのか』などご自身の条件を絞り込んで
みて下さい。時期については特に積雪などの心配が少ない【春から秋にかけて】が一番のおすすめです。ぜひ合宿免許の同時教習で効率よく免許を取得して、バイクもクルマも両方手に入れちゃいましょ~。