合宿免許でwifiは使える?インターネット環境の確認ポイントを解説
自動車免許が最短の期間、かつ安価に取得できるために人気の合宿免許は、約2週間という期間、自宅を離れてホテルや学校寮で生活することになります。
普段、当然のように使っているネットですが、インターネット環境が整っている教習所は決して多くありません。
合宿先に自由に利用できるネットがなければSNSやYouTube、ゲームなどが出来なく非常に不便です。
また、自宅や大学、職場などではあまり苦労せず接続できるインターネットですが、実は注意しなければいけないことが意外と多いのです。
このページでは免許合宿中のネット接続に関する注意やポイントを解説していきます。
気軽にインターネット接続が可能な教習所に通うメリット
合宿免許は、その名の通り泊まり込みで教習を受け、短期間で教習所を卒業できるものです。
全国で実施されていて、夏休みや春休みなどの長期休暇を利用して参加する学生がほとんどです。
免許合宿の期間は大体2週間程度ですが、その期間は基本的に教習所と宿舎の往復のみとなります。
また、連続で教習が入るわけではないため、空き時間もそれなりにあります。
そんな教習の空き時間や、教習後に宿舎で過ごすときにネットが使えれば、ゲームやSNS、YouTubeで動画を見たり、課題の調べ物をしたりと有意義に使えますよね。
通信制限の心配もありません!
教習所に通う・合宿に参加するときに確認したいポイント
インターネットが使えれば快適に過ごせる上に、時間を有効に使えます。
実際にインターネット接続が可能な教習所に通う、または合宿に参加する場合にチェックすべきポイントがいくつかあります。
この項目ではそのチェックポイントを細かく解説していきます。
事前に確認して快適な教習所ライフを送りましょう!
有線・Wi-Fiのどちらがあるのか
ひとくちで『インターネット接続可』と言っても、有線接続なのかWi-Fiも使えるのかと大きく2つに分けられます。
この項目ではそれぞれの違いと特徴を説明していきます。
有線とは…その字のまんま“線がある”ものなので、PCなどの端末LANにケーブルを差し込んでネット接続する方法です。
有線のメリットは「通信速度が落ちない」ということです。無線LANと違い物理的に接続されているので、安定した速度が出ます。
また、ネットがブツブツ切れるということも基本的にはありません。
ケーブルを端子に差し込むだけなので、ネット接続の設定が楽なこともメリットでしょう。
デメリットはケーブルが届く範囲でなければ接続できない点、ケーブル自体が損傷や劣化をすると接続できなくなる点です。
また、スマートフォンや携帯ゲーム機などではそもそもケーブルを差し込むところがないため、使用できませんので注意しましょう。
Wi-Fiとは…無線LANとも呼ばれ、ケーブル(コード)が存在しません。空中を漂っている電波をつかまえてネット接続します。
最近はカフェやカラオケ、公共の施設などでもFree Wi-Fiが用意されていて自由に使えるところも増えていますね。
Wi-Fiのメリットは電波が届く範囲ならどこでも使える点です。ケーブルが邪魔で動きが制限されるということもありません。
スマートフォンや携帯ゲーム機でも問題なく接続できます。
デメリットは有線に比べてややラグ(時差)があること、家電や障害物の影響で切断しやすいことなど不安定な部分です。
それぞれメリット・デメリットがありますが、ネット接続できるというのはそれだけで便利なので自分の使用用途に合わせてネット環境が整っている教習所で免許合宿に参加するのがおすすめです。
パソコンが利用できるか
教習所や宿舎によっては、パソコンが設置されているところもあります。
合宿先にパソコンがあればわざわざ自分のを持っていく必要もなく便利ですね。
ほとんどの場合ネット接続されているので簡単な検索に使えます。
ただし、ロビーにある場合はほかの宿泊者との共有となるので、長時間の利用は控えましょう。
部屋にある場合は自由時間に動画を見たりすることも可能です。
どこで使用できるか
教習所の教室にある場合や、宿舎の部屋やロビーにある場合などまちまちです。
教習所や宿舎のロビーにある場合はほかの教習生・宿泊者との共有となるので、長時間の利用は控えましょう。
部屋にある場合は自由時間に動画を見たりすることも可能です。
一般のホテルではなく、学校寮の自室にパソコンがあるものの、試験対策にしか使えないということもあるので事前によく調べましょう。
また、ネットにつながっているパソコンが自由に使えるからといって、勉強をせず遊んでばかりだと学科試験で落ちて卒業日が延長…ということもあるので要注意です!
教習所や合宿先でインターネットを使うときの注意点
インターネットを使用するときはいくつか注意が必要です。
何も対策せずに気軽にインターネットに接続してしまうと、ハッキングやアカウントの乗っ取り、クレジットカードの不正利用に繋がるケースもあります。
注意点をしっかり確認し、安全にネットを使いましょう!
Wi-Fiは暗号化されているネットワークを利用する
無料で使えるWi-Fiの中には暗号化されていないものや、安全なWi-Fiになりすましている悪意のあるものもあります。
有線LANと違い、無線は簡単に乗っ取りやなりすましが可能なのです。
暗号化されていないネットワークを使用すると、盗聴や入力したデータを盗み見されたり、スマートフォンに登録されている個人情報が流出してしまう危険性があります。
SNSアカウントの乗っ取りというケースも考えられます。
さらにGPS機能に侵入されると居場所がバレるだけでなく、常時監視されることもあり得ます。
監視から行動パターンが分かるとストーカー被害などにも繋がってきます。
暗号化されているかどうかを見分けるには、スマホのWi-Fi接続画面に表示されるSSIDの一覧でチェックできます。
鍵マークが付いているものが「暗号化されているネットワーク」です。
「HTTPS」ではないURLは開かない
webサイトには「http」と「https」の2種類が存在します。
何が違うかというと「https」の“s”は「Secure」の“s”。つまり安全ということです。
「http」のwebサイトは、インターネット通信が暗号化されていないので、安全性が落ちます。
最近ではページを開く前に警告メッセージが出ることもありますね。
「https」のサイトがどうかの判断は上部のアドレスバーに鍵マークが付いているかどうかで可能です。
VPNを利用する
VPNとは、Virtual Private Network(バーチャル・プライベート・ネットワーク)」の略で、仮想的にプライベートネットワークを構築するものです。
セキュリティが万全になる訳ではありませんが、安全性はアップします。
VPNはAppStoreやGoogle Playからアプリを入れることで利用できます。
様々な企業がアプリを制作しているので、事前にレビューや規約内容をしっかり確認してからインストールしましょう。
ログインが必要なページを開かない
通販サイトやSNSを利用するにはID、パスワードを入力してログインが必要ですが、多くの人がそのIDとパスワードをスマホやブラウザに記憶させているのではないでしょうか。
そのため、「パスワードを使ってログインしている」という意識が薄れてきています。
信頼できるネットワーク以外で、ログインが必要なサイトにアクセスすると、そこからパスワードが盗まれたり個人情報を読み取られてしまう可能性があります。
通販サイト、SNSなど複数のアプリやwebで同一のパスワードを使っている方も多いと思います。
その場合はクレジットカードの不正利用をされることも…。
こういった危険性を理解し、安易にログインが必要なページへはアクセスしないようにしましょう!
Wi-Fiの自動接続機能はオフにする
スマートフォンの、一度接続したことのあるWi-Fiへ自動的に接続する機能は便利です。
ただし、この設定がオンだと安全ではないネットワークに自動接続してしまう可能性があります。
そのまま気付かずに様々なアプリを使用したり、webサイトを閲覧するのはとても危険です。
これまで述べてきたように、個人情報やパスワーの流出、SNSアカウントの乗っ取りなどあらゆる被害に合う可能性が高まります。
まとめ
免許合宿は約2週間の滞在のため、ネット接続できる教習所や宿舎・ホテルがあるところを選ぶのがおすすめです。
ネット接続ができれば教習の合間や、終了後に宿舎でネット検索はもちろん、SNS・YouTubeなど快適に過ごすことが出来ます。
ただし、共用部分でしかネットが使えないという教習所もあるので事前によく調べましょう!
また、有線しかない場合はスマートフォンや携帯ゲーム機が接続できません。
その場合はWi-Fiが使用可能なところを選ぶべきです。
Wi-Fiには種類があって暗号化されていないものには繋がない方が安全です。
また、「https」ではないwebサイトや、ログインが必要なページ、個人情報を入力するようなサイトにはアクセスしないようにしましょう。
細心の注意を払っていても、パスワードやクレジットカード情報、位置情報など個人情報を盗まれる危険性があります。
そのため、VPNを利用してネットに繋げる、Wi-Fiの自動接続は切っておく(オフにしておく)などの対策も有効です。
ネットはとても便利ですが、見えない危険が潜んでいることを忘れないように快適な合宿生活を送りましょう。
また、ネットにばかり夢中になって学科試験で不合格、予定日に卒業ができない……なんてことがないように!